SONY製スマホ Xperia の Android 9 へのアップデートが配信されました。少し前のモデルまで含めてアップデートを配信するメーカーとキャリアの努力には頭が下がります。しかし、近年の複雑化したソフトウェアとハードウェアを考えれば、どんなに努力してもアップデート時の不具合は避けられないものでしょう。
今回のアップデートで発生している不具合の1つが
「スマートバックライト」が繰り返し停止しています
というメッセージが何度も表示されるというものです。「アプリを閉じる」を押せば操作を続行できるので、致命的な不具合という訳ではないですが、結構頻繁に表示されるので鬱陶しいです。
スマートバックライトは手に持っている間であれは操作しなくてもバックライトが消えないようにする機能です。おそらく加速度センサを監視して、揺れの状況から手に持っているか判定していると思われます。OS のメジャーアップデート時にはセンサーなどイベント監視の API 仕様が大きく変わったり、アプリが想定していなかったデータが渡されることもありますから、何かそういった仕様変更が問題を起こしているのかもしれません。
この不具合が出た場合は、ひとまず以下の方法でスマートバックライトを無効にするとメッセージは出なくなります。ただし、 スマートバックライトは機能しなくなります。一応、エラーメッセージを出しつつもなんとかスマートバックライトは機能しているようで、手に持っているとバックライトは消灯しません。ですので、無効にするべきかは悩ましいところです。しかし、画面をタップすればバックライトは再点灯しますので、無効にしてもそれほど大きな影響はないのではないかと考えます。
スマートバックライトを無効にしてエラーを表示させない方法
- 設定を開く
- 上部の検索ウィンドウから「スマートバックライト」を検索して開く。あるいは「画面設定」⇒「詳細設定」⇒「スマートバックライト」と開く
- 上部の「サービスの使用」の横にあるトグルスイッチを OFF にする
以上で、エラーメッセージは出なくなります。そのうちメーカーアップデートも提供されると思われますので、修正されるのを気長に待ちましょう。せっかくの機能ですので、アップデートで改善されたら設定を戻すのを忘れないようにしましょう。