日立製ドラム式洗濯機で臭いが気になる時にまずやるべき2つのこと

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ドラム式洗濯機ですが、乾燥が終わってふたを開けてみると臭いが気になることありませんか。洗濯槽クリーナーを使ってみようとか、すすぎ回数を増やしてみようとか、色々考えることと思います。ですが、もしそのドラム式洗濯機が日立製ならば、(1) 乾燥する時に水栓を開けておくことと、(2) 水冷除湿方式に変更することで臭いがマシになるかもしれませんので、ご紹介します。

確認1: 乾燥時にも水栓を開けておく

日立のドラム式洗濯機は乾燥時の風を排水溝に排出するのが特徴です。多くのメーカーの洗濯機では、乾燥中に湿気を含んだ空気を洗濯機の中で除湿して再利用するようです。しかし、日立の洗濯機は標準では、室内の空気を取り入れて洗濯物に当て、湿気を含んだ空気をそのまま排水溝に出してしまいます。 この方法によって除湿のためのエネルギーや水を使わないで済むため、省エネになると宣伝されています。室内に湿気を含んだ空気をそのまま放出すると、部屋の中がとんでもないことになりますので、どの家庭にもある配管を利用して逃がしてしまおうというのは理にかなった方法です。

しかし、この時に問題になるのが封水です。風呂場の排水溝やトイレなど下水に通じるところには、必ず少量の水が張ってあります。これは封水と呼ばれ、下水の臭いが逆流したり、害虫が上がってくるのを防いでいます。日立製のドラム式洗濯機は風を排水溝に出す都合上、乾燥開始時にこの封水を吹き飛ばしてしまいます。乾燥中は排気が続くので、基本的には下水道の臭いは逆流しにくいはずですが、洗濯機が止まったあとも封水が無いままでは洗濯機の中まで下水の臭いが上がってきて洗濯物が臭くなったり、部屋に下水の臭いが充満することになりかねません。

そこで、日立製洗濯機は乾燥が終わると少量の水を排水溝に流して封水を張り直すようになっています。なので、乾燥終了時に水道の水栓が開いている必要があるのです。乾燥のみのコースでも、忘れずに水栓を開けるようにしましょう。洗濯から始めた場合は水栓が開いていると思いますが、洗濯が終わっても、すぐに水栓を閉じてはいけません。

確認2: 水冷除湿方式への変更

それでも臭いがするという場合は、水冷除湿方式に設定を変更することで、排水溝への排気をなくすことができるようです。水冷除湿方式では、湿気を帯びた空気を水道水で冷やすことで結露させ、その水を排水溝に流すようです。そのため、封水を吹き飛ばすことがなく、下水道からの臭いはなくなることが期待できます。

水を使うわけですから、乾燥時も水栓を開けておく必要があります。また、水を使う分、水道代はより必要になるとされています。

水冷除湿への変更方法

以下のリンク先からお使いの機種の説明書を確認頂くのが確実ですが、最近のモデルの水冷除湿方式への変更方法を紹介しておきます。説明書を確認する場合は「除湿方法を変更する」という項目が目次にあると思います。

  1. 電源を入れる
  2. 乾燥を3秒以上押すことで設定変更
    1. 表示が 1: 空冷除湿方式
    2. 表示が 0: 水冷除湿方式
  3. 電源を切る
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電源を切っても設定内容は記憶されています。なお、一部の運転モードでは設定に関わらず水冷除湿方式で乾燥するようです。

「ナイト」「標準(乾燥15/30/60/90分)」「スチームアイロン」「消臭除菌」「花粉」コースでは、常に水冷除湿運転を行います。

たとえば、標準コースで乾燥90分の場合は設定に関わらず必ず水冷除湿で動くように読めます。一方で、標準コースでも乾燥時間が自動に設定されている場合は、上記の設定に従うように理解できます。このように条件が細かくややこしいですので、ひとまず設定して試すのが良いと思います。

それでもダメだったら?

乾燥時に水栓を開け、水冷除湿方式を試してもダメであれば、他に原因があるかもしれません。日立のホームページに綺麗なフローチャートがありましたので、これに従って判定してみるのが良いかと思います。

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まとめ

日立の洗濯機は標準では排水溝に排気することが特徴です。除湿をする必要がないので省エネというメリットはありますが、封水を吹き飛ばすことになり下水の臭いが逆流することがあります。運転終了時に封水を張り直すので、乾燥時には水栓を開けておくことが必要です。また、水冷除湿方式にすることで、においを減らせる可能性があります。ただし、水冷除湿方式は乾燥時にも水を使うので、やはり水栓を開けておく必要があります。結果として、日立製のドラム式洗濯器の場合、運転中は常に水栓を開けておく必要があります。

もしも、(1) 乾燥する時に水栓を開けておく、(2) 水冷除湿方式に変更する、の両方を試してもダメだったら、上でリンクしたメーカーホームページを見ながら、洗濯槽クリーナーを使うなどの対策を取ってみてください。

プロフィール
海辺の町に住む人

とある分野で博士を取りました。もう研究はしてないので、なら論文引用じゃなくてPV集めるのも一考であるとブログを始めてみました。PV重視なので、たぶん自分の専門分野は余り記事にしないことになると思います。自分の専門でない分野であっても、時には論文や特許も参照しながら詳しい内容の記事を執筆できるよう努力していきます。

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